のばなぶろぐ
言葉にするには、少しばかり間に合わなかったことや、
ただ、そこにあっただけの景色のことを、
遅れながら、思い出しながら、書いています。
家族のこと。
クリニックのこと。
誰かの顔や、名前もない感情のことも。
決まった形も、特別な意味もないけれど、
それでも、どこかでつながっている気がして、
ときどき、こうして綴っています。
これは、院長による、そんな日々の記録です。
座長席の同期と再会する日の朝
(2026.02.15更新)
学会で名古屋に来ている。当日の朝だ。
昨日は家族に新富士駅まで送ってもらい、新幹線に乗った。「自分はまだまだ挑戦する側なんだよな」と感慨深い思いに揺られた(新幹線はあまり揺れない)。
ホテルに荷物… ▼続きを読む
街灯が消えるころ、速さを落とした朝に、富士山がいた
(2026.02.08更新)
最近、朝に結構西公園を歩いている。 空気はだいぶひんやりしていて、街灯の灯りと自分の足音だけが静かに響く時間だ。
少し時間が経つと、富士山がそこにある。
「やっぱりすごいな」と、毎回同じ感想を心の… ▼続きを読む
トレーニング器具を片付けて、先輩が増えた話 ~新しい風がみんなの立ち位置を前にずらした
(2026.01.24更新)
1月19日から、新しい医療事務スタッフが加わった。
20歳。新卒。
年齢だけを聞くと、一瞬、頭の中で計算が始まる。
僕よりも、娘のほうがずっと近い。
いや、「近い」というより、同じ時代の空気を… ▼続きを読む
僕はここに座り続ける ~かかりつけ医報告完了
(2026.01.10更新)
特別な作業ではない。
必要な情報を選び、必要な数字を落とし、送信ボタンを押す。
それだけのことだ。
けれど不思議なもので、その「それだけ」が、自分の立ち位置を静かに固定する。
かかりつけ医とい… ▼続きを読む
夜の底で、終わったことだけが正座している
(2025.12.27更新)
昨日が今年最後の診療日だった。
1年が無事に終わった。拍子抜けするくらい、あっさりと。
達成感は、どこかに置き忘れてきたようだった。
探せばあるのかもしれないけれど、探す気力がでなかった。
終… ▼続きを読む
駐車場を取っていなかったけど、大丈夫だった ~忍野八海へ行かないともぐりだと言われる富士山マラソン
(2025.12.15更新)
高校時代からの親友の一家と、河口湖で開かれる富士山マラソン大会のため、山中湖のホテルに七年越しで集合した。
集合前、僕ら家族は河口湖に立ち寄り、人の波に揉まれながら受付を済ませた。
車に戻って中身… ▼続きを読む
落ちはなくとも、ホットティーでも、これでいいのだ。それでいいのだ。
(2025.12.11更新)
去年はインフルエンザで中止を余儀なくされ、ようやく2年越しに開けた忘年会だった。
その記憶がまだ残っているせいか、今年の忘年会は、ただ集まれること自体に少しじんわりくる。
乾杯の瞬間、僕は飲めない… ▼続きを読む
長崎24時間;屋台20分、ランニング120分、発表10分、恩師120分 ~計算の合わない学会旅(第40回日本臨床リウマチ学会総会)~
(2025.11.29更新)
たった24時間の長崎。
今、空港のゲート前で飛行機を待ちながら、昨日ここに降り立った自分を思い返している。時計はもうすぐ21時を知らせる。
ちょうど24時間前の21時20分にこの場所に僕は到着した… ▼続きを読む
お好み焼きみたいな朝の味から始まり、田子の浦の海でゆっくり陽が落ちた夕暮れ。
(2025.11.17更新)
朝に、そろそろ本腰入れたスライド作成をしようとPCとにらめっこしてから家に帰った。
日曜日の朝はちょっと迷う。ジムに寄ってから家に帰るか、そのまま帰るか。
そんな小さな岐路に毎週のように迷う。昨日… ▼続きを読む
ララバイではなかった、アザミ嬢のララバイ ~ラジオから流れてきたのは、子守唄の名をした孤独のうた
(2025.11.08更新)
朝のラジオから、聴き覚えのあるメロディが流れてきた。
「アザミ嬢のララバイ」。
印象的なそのフレーズに、
「あ、これ、子どものころ車の中でよく聴いたやつだ」と、胸がばくばくした。
父親だったか… ▼続きを読む
