たぶん、ただ少し変な時間に寝ちゃっただけ
久しぶりに、眠れない。
困ったことがあるわけではない。
むしろ、わくわくしている。
今年の日本臨床リウマチ学会に出していた演題の採択通知が届いた。
採択されたからといって、大それたことを成し遂げたわけではない。
そこは自分でもわかっている。
でも、この年になっても、嬉しいと感じているのだろう。
今回発表するのは、睡眠とリウマチについての研究である。
眠い目をこすりながらデータを眺め、数字をいじり、途中で何をしているのかわからなくなりながら、それでも少しずつ進めてきた。
睡眠について調べるために睡眠を削っていた。
文章にすると、だいぶ変な話である。
ただ、今夜眠れない理由は、採択通知だけではないのかもしれない。
昨夜は次女の誕生日パーティーがあって、そのあと少しだけ子どもと一緒に寝てしまった。
たぶん、あれが効いている。
人は何か嬉しいことがあると、すぐにそれを原因にしたくなるけれど、実際にはただ少し変な時間に寝ちゃっただけ、ということもある。
学会は12月。
発表するとなると、12月4日の金曜日は15時までの診療にして、5日の土曜日は一日休みにしなければならない。
学会に行くのだから仕方がないとは思いつつ、普段土曜日に来ている患者さんには少し申し訳ない。
採択通知を見て嬉しくなった数分後には、診療カレンダーのことを考えている。
喜びというものも、なかなか単独では存在してくれない。
会場は宮崎。
これまで行ったことがない。
学会ももちろん楽しみだけれど、知らない街を早朝に走るのを少し楽しみにしている。
まだ人の少ない時間に、よく知らない道を適当に走るんだ。
そして今、睡眠について発表する人間が、眠れずにいる。
原因は興奮なのか、子どもと寝たせいなのか。
たぶん、後者だろうな。
