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コナンくんは海に潜り、僕は春休みの終わりの朝を背に家を出る

[2026.04.05]

今日は久しぶりに家で朝を迎えた。
いつもはクリニックで寝ていることが多いが、昨日は雨が降っていて徒歩通勤もできなかったし、今日は朝から救急医療センターに行かなくてはいけない。そんな理由が重なって、昨夜は家で眠った。

ベッドはシングルとセミダブルとダブルを並べている。
それでも五人で寝るには、やはり少し狭い。
そのせいというわけでもないが、仕事もはかどるので、僕はだいたいクリニックで寝ている。

朝、妻が笑いながら言った。
「やっぱりだめだぁ、一緒に寝ると眠りが浅い気がする。夢をいっぱい見た。」

そう言うと、こっちをちらっと見て、いたずらが成功したみたいな顔をした。

コーヒーを淹れる。
今回の豆は名古屋から届いたものだ。
黒い機械がコーヒー豆を丁寧に挽いてくれて、家の中にコーヒーの香りが広がる。

一口飲む。
やっぱりおいしい。

リビングでは コナンくんが海に潜って、潜水艦に閉じ込められていた仲間を助けているところだった。

春休み最後の日曜日だからと、妻が子どもたちを連れて出かけようとしている。
しかし3人の子どもたちはテレビの前の長椅子から動かない。

「昨日から決めてたじゃん」

そんな声が聞こえる。
妻と子どもたちの小さな攻防が、リビングで続いている。

僕はその様子を横目に、出かける準備をしながらブログを書いている。
けれどコナンくんの声が気になって、文章が少し途切れ途切れになる。

外はまだ曇っている。
でも、なんだかこのあと晴れそうな空だ。

昨日の夜の残りの蒸し野菜と、カブのオーブン焼きを冷たいまま皿にのせる。
自作の味噌マヨネーズにつけて食べると、思ったよりちゃんとした朝ごはんになる。

家の朝の音や匂いを、久しぶりにゆっくり感じている。

そろそろ出かける時間だ。
春休み最後の日曜日の朝は、コナンくんの声と一緒に、まだ家の中に少しだけ残っている。

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