プラバンづくり
ゲームボーイは買ってもらえなかった、目が悪くなるから。その成果があり、今でも僕は裸眼でなんとかなっている。そのかわりに、ポケモンには触れずに大人になった。ポケモンは今でも大流行しているからすごいなと思う。スーパーファミコンは確か、幼稚園の年中さんの時に買ってもらったような気がする。小学校1年生のクリスマスにはドラゴンボールのソフトを買ってもらったのはおそらく確かな気がする。
息子というと、ゲームはチャレンジタッチという勉強用のタブレットで勉強ではないアプリゲームだけしかやっていない。ポケモンカードはアナログのカードゲームをたまにやるくらいで、嬉しそうにカードをよく眺めて楽しんでいる。いかんせん、やる時間がない。月・水・金は体操から帰ってくるのが夜の9時30分だから、もう寝るだけ。火曜日はピアノ、木曜日は公文と大忙しの小学3年生だ。土・日になると、やっと自由時間があるって、笑ってこの忙しい日々をギャグみたいに楽しんでいる。僕も常々「日本一忙しい小学生だからな」って笑って楽しんでいる。クリスマスは、いまだにサンタさんからプレゼントをもらっている。今年は大好きなハリー・ポッターの魔法のホウキが朝ツリーの下に届けられていたし、それを目を丸くして喜んでいた(高いからもらえないかもしれないから、もらえなかった時用に次点のプレゼントもお願いしていた)。
さて、ゲームを買い与えるべきかという議論は尽きない。とても楽しいし、無限にのめりこめる。自分だって昔やっていたし、ニンテンドースイッチを持っている友達だって、きっとたくさんいるのだろうな。でも、今のところはいらなさそう。画面に目を落とす時間よりも、歌ったり踊ったり、ものをつくったり、タブレットで化石ハンターの動画を見たり、妹と遊んだりけんかしているだけで土日も終わってしまう。今日は木曜日だけど、はやめに公文が終わったから、こども3人でプラバン(プラスチックのシートにマジックで絵を書き、トースターでやくと、小さいプラスチックができあがる)づくりを楽しんでいた。
疲れて眠るその横顔をみて、きっと毎日毎日が新しい出会いに満ち溢れて、未知の世界に触れて楽しんでいるんだろうなと自然に思った。自分が小学3年生の時、自分の父親もそんなことを思っていたのだろうか。
父親の誕生日に、父親の気持ちを想像してみる。どうだろう、きっとそんなこと考えていなかったと思う。時代が違うのも一因だろう。
さて、きっと3年後にはスマホを買い与えるべきかという議論に変わっているだろう。