久しぶりに長電話した。

話を良く聞いてくれる友達なので、ついつい自分のことばかり話してしまう。

昔からそうだったのだけれど、いつしかしゃべりすぎてるなということに自覚的になれるようになった。だから、気づく度に少しは友達にも話してもらおうと思って話題を振っても、毎度いつの間にか僕の話になってしまう。

全体像がまったく見えていない中で、どこまでもいつまでも喋り続けられる自分がいて、シッチャカメッチャカのコースを辿りながら、ひたすらオチのない話を続けていく。

「とりあえずなんとかやってそうだけど、身体をこわさんでがんばってな。もう少し落ち着いた頃にまたかけるわ」と言われて、やはり久しぶりだったから、興奮してしゃべりすぎてしまったんだなと気づく。

ほとんどブレスなしの1時間30分の長電話が終わった。

深呼吸をしてから寝よう。