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イチダイエット情報

[2023.03.05]

1日1食や16時間断食が流行っていますが、減量をする上で最も重要なのは、いつ食べるかではなく、結局は食べる頻度と量であることが、アメリカの約550人の成人の食生活を6カ月にわたって調査した研究から明らかになりました[Journal of the American Heart Association. 2023 Feb 07;12(3);e026484.]。正直、結構効果あるのかなって思っていましたが、確かに最近ブームもだいぶ落ち着いてきてたんで、やっぱりイチダイエットブームに終わってしまう程度の方法論だったのかなと思ってちょっと残念です。

▶アメリカでは10人中4人が肥満らしいです。Bennett氏らの研究は、体重を管理する上で、食べる頻度や量の相対的な重要性についての洞察を得ることを目的としたものでした。対象者は、平均年齢49.3歳、女性が79.5%、試験開始時の平均BMIは30.3でした。対象者はアプリを使って、食事を取る時間と量、入眠と起床の時間を6カ月間、記録しました。

結果、1日の最初の食事と最後の食事の間隔(平均11.5時間)、起床から最初の食事を取るまでの時間(平均1.6時間)、最後の食事から寝るまでの時間(平均4.0時間)、および睡眠時間(平均7.5時間)は体重の増減と関連しないことがわかりました。ということは、本研究では時間栄養学(いつ食べるか)ってのは大した話じゃないということだったんですね。一方で、大量(1,000kcal超)または中等量(500〜1,000kcal)の食事の1日当たりの摂取回数は体重増加と関連したけど、少量の食事(500kcal未満)の1日当たり摂取回数は体重減少と関連することも判明した。つまり、いっぱい食べれば太るし、少なければ痩せるっていう当たり前の結果ですよね。

もちろん、著者は、この結果から食事を摂取する時間帯を決める食事法である断続的断食について言及できるわけではないことには言及していました。この研究では、対象者の食事摂取の意図までは調べていないし、対象者に食習慣を変えるような介入はしていないからです。因果関係の証明って難しいですよね。

結局減量で大事なのは総摂取カロリーなんですかね。個人的には最近お菓子をできるだけ少なくして、食品添加物の少ない食事がいいんではないかというのがマイブームです。

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