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リウマチ・膠原病・骨粗鬆症診療

関節リウマチ

関節リウマチは全身の関節が慢性的に持続的な炎症を起こしている自己免疫疾患です。治療をせずに放っておくと関節の内側にある滑膜と言われる部分が炎症を起こして、関節痛や関節の変形などきたしてしまいます。

詳細な問診や関節の触診、血液検査やレントゲン等による画像検査にて、関節リウマチの診断をします。治療は免疫抑制薬に分類される抗リウマチ薬による疾患活動性を抑える治療となります。従来型の抗リウマチ薬で治りきらない重症の場合には、生物学的製剤(注射)やJAK阻害薬などによる治療が必要となります。治療経過の中で感染症の併発や病気の再発、治療薬の合併症などが起こることがありますので、定期的な診察ではこれらに注意して診療にあたります。

 

現在の関節リウマチ治療の進歩はめざましく、早めの診断・治療により関節変形は防ぐことができますので、関節のこわばりや痛みの症状等がありましたら、先ずは当院にご相談ください。

 

膠原病

膠原病は、微生物などの外的から自分を守る免疫機能の異常により誤って自分を攻撃してしまう病気です。肺や腎臓をはじめ、皮膚、関節、筋肉などの全身の臓器に炎症を起こすのが特徴です。放っておくと生命の維持に不可欠な臓器障害が進行し、命に関わる可能性があります。

病歴、身体診察からその疾患が想起される場合には、血液検査にて自己抗体をチェックする必要があります。また、皮疹や腎臓などは生検をして顕微鏡的な精査も重要です。診断時の精密検査や入院治療などは、浜松医科大学や沼津市立病院をはじめ、関連病院の膠原病リウマチ内科と連携し、診療にあたります。治療は異常な免疫を抑制する治療となります。ステロイドや免疫抑制剤などの治療が長期的かつ継続的に必要です。治療経過の中で感染症の併発や病気の再発、治療薬の合併症などが起こることがありますので、定期的な診察ではこれらに注意して診療にあたります。

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨がもろくなって骨折が起きやすい状態か、もしくは骨折がすでに起きている疾患です。本邦における80歳以上の女性の骨粗鬆症有病率は50%を超え、その潜在患者数は1,300万人を超えると推定されています。

女性は閉経によってエストロゲンが足りなくなると骨が脆くなってしまいます。骨粗鬆症になると背中の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折が起きて、寝たきりになるなど健康寿命を短くしてしまいかねません。2017年に米国骨代謝学会より提唱された「治療目標達成を目指した骨粗鬆症の治療戦略」では、腰椎もしくは大腿骨近位部の骨密度のT-score>-2.5の獲得を治療目標とし、治療の中止・継続・変更の判断はこの治療目標の達成いかんに基づくとされています。つまり、骨粗鬆症の治療において、腰椎と大腿骨近位部の骨密度測定をすることはとても重要なことです。

 

膠原病やリウマチ性疾患は女性が多いですし、その治療薬であるステロイド薬は確実に骨粗鬆症のリスクをあげてしまうので、当院では患者さんの健康を安心して預けていただけるよう、内科クリニックではほとんど導入されていないDEXA法による骨密度測定装置を導入しています。気になる方はお気軽にご相談ください。

 

 

さらに詳しく知りたい方へ LINKS

日本リウマチ友の会  関節リウマチの患者会 

全国膠原病友の会   膠原病の患者会

日本リウマチ学会   リウマチ膠原病専門学会

日本リウマチ財団   豊富なリウマチ患者向け情報

日本骨粗鬆症学会   骨粗鬆症に特化した学会

 

難病情報センター   難病の解説やよくある質問、医療福祉制度などが掲載

SARAH研究会      関節リウマチの手のリハビリについての解説が豊富

 

 

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