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ご挨拶

[2022.12.09]

3年前から木曜日は富士宮市立病院の膠原病リウマチ内科外来に来ています。

今日は富士整形外科院長の渡邊先生が役回りをされるということで、外来が終わってから富士市の急遽研究会に参加してきました。会がはじまる前にお時間をいただいて、少し緊張しましたが、とてもやわらかくご挨拶して下さいまして、男前で素敵な先生だなぁと感じました。

研究会は高齢発症関節リウマチに対するIL6阻害薬の安全性というお話を日本医大の桑名先生がしてくださりました。

・高齢発症の関節リウマチはT2Tを意識してどんどんcsDMARDsの増量をしていくと、驚くほどに副作用のために逆説的にT2T非遵守となってしまうParadoxicalな現象が起きて、目標達成率はものすごく低くなってしまう。
・高齢者は免疫老化・肝腎の生理機能低下・合併症・認知機能低下などから急性発症の高疾患活動性のRAによってADL低下が一気に進み、可塑性がなくなっていくというようなMedical emergencyな病態。
・肝腎機能の低下や薬物相互作用の影響を受けないBiologicsを治療早期に導入するということも一考。
・なぜなら高疾患活動性は感染リスクの上昇となることがわかっているから。
・TCZならではの注意点はやはり消化管穿孔リスク(そもそもの発症が非常に稀だが、他バイオと比べると憩室炎やGI穿孔など早期に合併するかも)。
・リウマチ患者のPCP予防はST合剤ではなくSASPを使えばよい。

会終了後に渡邊先生に今一度ご挨拶させていただいて、帰ってきました。
ご挨拶まわりってどんなふうにするんだろうと構えていましたが、普通でいいのかなって思いました。
ご挨拶できて、良かったです。

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