元旦はひどい風邪を引いていた。そんな中、令和6年能登半島地震が起きた。

大学病院では年に1度、夏休みと称する連続した休暇をいただける。その夏休みはたいてい遅れ遅れで秋休みや冬休み、さらには春休みへとズレていく。大学病院最後の夏休みはちょうど去年の3月だった。行先は能登半島。理由はあまりなかった。上司が金沢で長いこと過ごされていたので、せっかく休みをいただくので、なんとなく金沢あたりを観光したいなと思って能登旅行にしたような気がする。

こどもが水族館が好きだったから、のとじま水族館に行った。イルカのショーもアシカのショーも観た。そして、ジンベイザメ館をグルグルまわった。円形の建物で入り口から廻りながら水槽の底へどんどん潜っていくような造りだったのを思い出す。一度底まで潜り、また登ってくる。他に観る場所はたくさんあるのに、こどもたちはまだジンベイザメを観たいと言って、また底へ沈んでいった。今回の地震でジンベイザメの「ハチベイ」も「ハク」も死んでしまった。名前は覚えていなかったけど、その迫力は脳裏に焼き付いています。

地震により被災されたすべての皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い被災地の復興をお祈り申し上げます。